岩手県薬剤師会検査センター

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異物検査

食品中に混入してしまった異物やクレーム品の検査を行います。

異物検査に該当するものは多岐にわたっており、カビの発生、焦げなどによる変色、金属やプラスチック、髪の毛、虫などといった外部からの混入など様々なものがあります。そのため、異物の外観や発生状況、元の食品の種類などから実施する試験内容を検討する必要がございます。お困りでしたらまずはご相談ください。

異物検査で使用する主な機器を紹介します。

実体顕微鏡
実体顕微鏡

比較的低倍率で観察する顕微鏡で、異物をそのままの状態で観察できます。表面の状態から植物の特徴、虫の構造などが良く観察できます。結果書に顕微鏡写真を添付することも可能です。

光学顕微鏡
光学顕微鏡
光学顕微鏡

100倍から1000倍までの倍率で観察できる顕微鏡です。カビの菌糸や胞子といった微生物の特徴や植物の細胞壁などが観察されます。結果書に顕微鏡写真を添付することも可能です。

エネルギー分散型蛍光X線分析装置
エネルギー分散型蛍光X線分析装置

機器写真 対象にX線を照射して発生する蛍光X線のエネルギー等を解析することにより、試料を構成する元素の種類や含有量を調べる装置です。特に金属の分析に向いており、歯科材料やステンレスが混入した場合に効果的です。

フーリエ変換赤外分光光度計
フーリエ変換赤外分光光度計

試料に赤外線を照射して吸収されるエネルギーを解析し、対象の構造を分析する装置です。有機物から無機物まで様々な分析が出来ますが、異物検査では特にプラスチックなどの樹脂の特定に役立ちます。

滅菌器、恒温器(微生物検査用機器)
滅菌器、恒温器(微生物検査用機器)

カビや酵母、細菌の検査によって食品の汚染について測定をします。カビはクレームになることが多いほか、変色した食品の細菌検査などを行う事例があります。